マウンテン タイトル マウンテン2

レシピ03/柴田明美さんのかぼちゃ饅頭

 小さかったり形がいびつだったり。規格外と括られて市場に出せないかぼちゃも、生地として使えば美味しさの主役に。それもあって、農業を生業とする土地柄の浪江町をはじめとした阿武隈地域の農家では、よく作られてきたそうです。また、かぼちゃの収穫時期は秋ですが、潰した状態で冷凍保存すれば翌年の夏まで使えるので、季節を問わず大人数が集まったときに作られる料理でもありました。
 かぼちゃ饅頭を作るとき、柴田さんは生地作りと小豆餡作りにそれぞれ工夫を施しています。生地作りのコツは、緑色のかぼちゃの皮を全てはぐこと。そうすることで、かぼちゃの鮮やかな色に染まります。一方、小豆餡を作るコツは、小豆の真ん中が割れるぐらいまで「砂糖」で煮詰めること。そして、火を止める前に小さじ1杯ぐらいの塩を入れて煮詰めること。「砂糖を入れて煮詰めると、やわらかくなったと思っても小豆が固くなってしまうから、この最後のひと手間をしないといけない」そうです。
 「外見はかぼちゃの明るくて華やかな色だけど、食べてみると素朴な味で『田舎のおばあちゃん』の懐かしい味とあったかさを思い出すの」と柴田さん。その隣では、同じく浪江町津島出身で、柴田さんより一世代上の紺野静子さん(76歳)が、明美さんの作ったかぼちゃ饅頭を食べながら思い出を振り返りました。「私たちの子どもの『おやつ』といったら、かぼちゃやじゃがいもを煮たものとかだったから、こういうふうに一手間かけたものは嬉しかったの」。
 かぼちゃ饅頭はそれぞれの世代の思い出を包み込む料理にもなっています。

材料(生地/12センチ大20個分)

・かぼちゃ・・・・・・1/2個(正味500g)

・水・・・・・・・・・・・・・1リットル

・小麦粉・・・・・・・・・・・・・1.5kg

・白ごま・・・・・・・・・・・・・40g

・ベーキングパウダー・・・・・・・50g

 

かぼちゃ饅頭の作り方

  • 1./緑色の皮をはぎ取ったかぼちゃを縦横3cmに切り、箸でさせるようになるまで10分程度ふかす。

  • 2./ふかしたかぼちゃをヘラで潰し、水、小麦粉、炭酸、ベーキングパウダーを混ぜ合わせて生地を作る。

  • 3./生地にラップをかけて少し膨らんだところで20等分し、あらかじめ作っておいた小豆餡を包んだら、蒸かし器に並べて14分程度ぐらいふかす。

材料(目安)

・小豆・・・・・・・・・・・・・・500g

・砂糖・・・・・・・・・・・・・・750g

・塩・・・・・・・・・・・・・小さじ1杯

 

 

小豆餡の作り方

  • 1./水に一晩浸した小豆を、手で潰れる柔らかさになるまで40-60分程度鍋でゆでる。

  • 2./ゆで汁を捨てて砂糖を加え、30分程度焦げないように煮詰めながら練る。

  • 3./小豆の真ん中が箸で潰れるようになったら、小さじ1杯の塩を入れて弱火で煮詰める。

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